まだ小学生だったでしょうと言われそうですが、喫茶店に良く出入りしていました。
実は友達のお母さんが経営していたりんどうという名の喫茶店で、夜はスナックのようでした。町中にある店ではなく住宅街にありましたが、人の行き来の多い通りで江戸時代は旅行者のメインストリートだったようです。昭和の戦争前には旅籠もあったんでしょうね。

わたしが知る頃には、戦後の高度成長で建った団地がズラリと店の先の方にはありました。その店も中学の頃にはお母さんがいなくなって、空き店となってました。友達の家の一角を店にしていて、すぐ隣の部屋がお母さんの部屋だったらしく遊びに行った時、主のいない部屋に残された荷物が恨めしそうに訴えてくるようで目をそらして通りすぎてました。

その気持はわたしの後ろめたさの写しだったのかもしれない。友達の部屋でうたた寝していたら、ある日、その友達が裸になって、わたしの身体に重ねていました。
寂しかっただ、と思いました。

今ではもうどの喫茶店にも残ってないでしょうが、その頃はインベーダーゲームも下火でテーブル代わりの存在でしたね。
そうなったのも、家庭用ゲーム機としてスーパーマリオブラザーズの大ヒットが決定的だったでしょう。

Q.「スーパーマリオブラザーズ」第1作が発売されたのは。

  • A. 1980年
  • B. 1985年
  • C. 1990年
  • D. 1995年

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